師走の海と久礼中学校50年誌

師走の海とは思えない
春の陽気に輝くよ~な
土佐の海が広がる。

安和の海-1

安和の海-3

まっこと
海ってのは何時見ても
え~もんですね~・・・。

   さてさて、
   そんな海を見て家に帰り、
   乱雑極まりない
   我が部屋を見渡し
   さぁ~て
   何処から手を付けるか
   暮れの大掃除・・・と、
   気が滅入っていると、
   一冊の本が。

50周年-1

見れば、
平成10年に
50年誌として発行された
今や早くも懐かしい記念誌。

記念し-1

   その
   記念誌の冒頭に
   町長はじめ
   歴代校長やら、
   PTA会長やら
   錚々たる顔ぶれが
   その記念誌の
   発刊に寄せて
   想いでやらを綴っている。

久礼中学校校歌

そんな
錚々たる人の中に、
お恥ずかしい限りじゃが、
自分もコメントを寄せている。
・・・つったら、
ちょいとカッコいいが、
そのタイトルが。
「劣等生代表」
バカタレで鳴らしたおいらにゃ
ま、
こんなもんじゃろ~。

   そんな、
   寄せ書きを
   一字一句を
   日記替わりの
   このブログに
   残しておこう。
   
記念し-2

  「劣等生代表」
 
 記念誌発行に寄せる思い出や
コメントを綴れと言われても、
この中学校の卒業生として
偉業を成し得た人ならばともかく、
はたして自分のような男が
顔を出していいものかどうか
戸惑ったが、ま、こんな
劣等生も中にはいたのかと、
笑って読んでくれれば
それでいいと思い愚編を
寄せることにした。

   さて、
   我々の頃は
   一つの敷地内に
   小学校中学校が
   二世帯同居。
   休み時間や
   放課後の運動場は
   小中入り乱れて
   生徒で溢れかえっていた。

そんな中で、
一際輝いて見えたのは、
真っ白いユニホームで
整然と隊列を組み、
カチャカチャザッザと
スパイクを鳴らし
掛け声をかけながら走る
久礼中学校の野球部に、

   カッコえいねやぁ~と憧れ
   中学校に上がるや即入部。
   ところが
   そのカッコよさとは裏腹に
   一年坊主はと言うと、
   現在小学校の下にある
   プールの付近で
   十メートル間隔で広がり、
   山の上にある
   運動場に向かって
   イクゼーッ!
   サッコーイッ!と
   大声でかけなければ
   いけないのである。

なぜなら、
時折山の上から
落ちてくるボールを拾い
大急ぎでかけ上がり
先輩が練習する所に
届けるのが役目だからだ。

   夏休みなどは最悪で、
   その横を連れ立って
   海や川に泳ぎに行く
   同級生や友達を見ては
   本当に羨ましく
   情けなかった。

そんな折、
茨木キャプテンが
自分達一年坊主を皆集め、
「先生から聞いたが、
お前らの成績はいったいなんなら」
とカミナリが落ち、
野球部員は文武両道であるべし。
技術体力はもとより、
一番大事な学業を
おろそかにしてはならないと、
一つの提案を出してきた。

   それは、
   その日から行われた
   すべてのテストを
   キャプテンに提出し、
   六十点以下はまず
   グランドに
   出てはならないとの通達。
   何時間かかっても
   そのテストをやり直し
   キャプテンに提出し
   六十点以上が出たら
   やっとグランドに
   出れるのである。

その日から
教室暮らしが始まったのは
周知の事実。
なんとも情けない
野球部員であったが、
その野球部も二年生に上がると
廃部となり、やっとこれで
自由に皆と遊べると喜ぶ暇もなく、

双名島空撮760

   お前のような奴を
   野放しにしておくと
   ろくな事がない、と
   無理やり先生方に
   相撲部に押し込められた。
   その相撲部の顧問が
   水野先生で、
   英語を教えていた。

ある日、
自分の教室で
教鞭を執っていた水野先生。
「オオッ三時半か、
川島あきよし、(はい!)
宿直室に鍋がある、
その中に金が入っているから、
大正町へ行って
ネギとトーフを買うてきなさい」
(先生時間中やけんど
かまんろか?)
「お前は居っても居らいでもかわらん
はよ、行ってコイ。」

   先生の許可で
   堂々と学校を出て
   お釣りをちょっと拝借して
   アメ玉しゃぶりながら、
   鍋を抱えて学校に
   帰ったものである。

船空撮-1

その放課後の練習が終わると、
宿直室にちょっと来いと呼ばれ、
なんの肉かもわからぬまま食った
すき焼きの旨さは
今でも鮮明に覚えている。

   思えば、
   劣等性が
   快適に通学できた
   愛すべき学校が
   その頃にはあった。

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