シンコの話し

今日も多くの方々が、
大正町市場に
「シンコ」を食べに来てくれてました。

しんこ長い

そんな方々が、
「美味しかった~」
「旨かった~」・・・と
言ってくれるなかで、

「シンコ」って何ですか・・?と、
尋ねる方もございますので、
ちっくと解説いたしますと・・・。

   いわゆる
   今どき皆さまが
   大正町市場に
   わざわざ
   食べに来てくれよる
   「シンコ」とは・・・、
   (丸ソーダ・カツオ)の
   1年魚~2年魚のことです。

シンコまる

その生まれて間もない
まだ小さな「シンコ」を、
地元漁師は
「ローソク」とも呼びます。
   まるで、
   「蝋燭・ローソク」
   ほどしかないからです。

ろーそく

「シンコ」と一口に言っても、
魚にはそれぞれ
生まれたての
シンコがあります。
これがそのシンコたちです。

シンコの事

上から順に、
大人になると
何百キロにもなる
「マグロのシンコ」

その下が
「スマカツオのシンコ」

上から三番目が
「ヒラソウダカツオのシンコ」

そして一番下が
今、大正町市場で大人気の
総じて
「シンコ」と呼ばれています。
「マルソウダカツオのシンコ」です。

年によっても違いますが、
7月はじめから8月半ばにかけて
釣れ始めるのが、
「マグロのシンコ」です。

まぐろのシンコ

美味しいことは美味しいのですが、
やっぱりマグロのシンコは
ちょいと淡白すぎて
いまいち魚じゃあ~と言う
主張のない味で、
シンコ時獲って食べるより
活かして
マグロ養殖にまわして
大きくしてから
出荷されていきます。

  そして、
  カンパチの
  「シンコ」なども
  出回りますが
  
かんぱちシンコ

マグロのシンコ同様、
大きくして食べる方が
最高に味が良くなる魚です。

その点、
「マルソウダカツオ」のシンコは、
モチッとしたその食感と、
なんとも言えぬ
赤身の魚の特徴をよくして
味わい深い旬の魚と言えます。

シンコまる

シンコ00-1

そんな「シンコ」ですが、
釣りあげて、
3時間~4時間が勝負で、
時間がたつと
みるまに鮮度が落ちていきます。

  漁師が言う
  昔からの伝承に

「朝釣ったシンコは
    昼前に食え
宵に釣ったシンコは
    晩までに食え」
 
と、言われています。
きちっとした冷蔵ならば、
何時間過ぎても
食べれない事はないですが、
それまでくりくりしていた
食感が、まるでウソのよ~の
無くなっていきます。

そんな「シンコ」ですが、
なくてはならない相棒があります。
それが皆が言う
「仏手柑・ブシュカン」。

ぶしゅかん

この柑橘がなければ、
いくら鮮度抜群の「シンコ」でも、
味わいは半減してしまいます。

  さて、
  この
  「仏手柑・ブシュカン」ですが、
  黄色く熟成していくと
  こんな姿に変わる
  柑橘です。

仏手柑

まるで
仏の手のよ~になる
柑橘ですが、
この「シンコ」時に出回る
総じて
ブシュカンと呼ばれている、
市場に並ぶ柑橘は
また別種の
「丸ブシュカン」のことです。

まるぶしゅかん

この
「丸ブシュカン」があってこそ、
「シンコがシンコ」として
ぐっとお値打ちある
刺身として愛される所以です。

その「ブシュカン」を、
皮ごとガリガリっと
摩り下ろして、
ぎゅぎゅ~っと
蜜柑汁を絞り込んで
   久礼で言う
「ゾブ浸け」状態にして
食うのが最高で
箸を運んだお口の中が
爽やかな夏に溢れます。

シンコぞぶ漬け

しんこしんこ

そんな
くりくり・モチモチ食感の
シンコも、
仏手柑に浸していると
最後の方は蜜柑酢で
白っぽくなってきます。

しんこめし

そんな「シンコ」を
飯の上に盛り、
漬けにしていた
ブシュカン酢を
たららっと垂らせ、
お醤油をかけ回せば
こりゃぁ~まった出汁の利いた
最高の
「夏飯し」の出来上がりです。
久礼の人らぁ~は
そこまでやって食いまする。
まずは一度お試しあれ!

スポンサーサイト

コメント

非公開コメント